2012年10月31日

◆努力の先にあるもの・・・

こんにちは、松岡です。


昨日のナイターレッスンの時の事。
フェンスの外から「松岡コーチ!」と声がして見てみると、昔指導してたジュニアが来ていました。

彼女は今年の8月に高校テニスを引退して、わざわざ春日公園に挨拶がてら遊びに来てくれました!

彼女との出会いは5年以上前で、中学に自分の入りたかった部活がなかったため、硬式テニスを中学1年から始めました!

当時は通常のレッスン(週4)に加え、土日の朝の自主練、プライベートレッスンなども含めテニスに打ち込んでいましたface02
当時まだほんとうに未熟だった私に何度も怒られ、試合で勝てずに悔しくて泣きながら報告をしに来たり、中学の後半はクラブの中の一緒に練習してるジュニアにもマッチ練習で勝てない日々が続き落ち込んでるのもしばしば・・・。

何度もテニスを辞めたいと思ったそうですが、テニスの推薦で高校に行きたい!!と本人が決意し、勉強もたいしてせずテニスに打ち込みました!

私からしたら、口では「頑張ります!」と言っても実際は練習でも甘いプレーだらけでレッスンを途中で辞めたこともありました(笑)


そんな彼女も中学3年間きつい練習に耐え、無事にテニス推薦で高校に進学しました。


そして高校ではキャプテンをつとめ、団体・個人共に全国大会に出場するほど大きく成長しました。
最後のインターハイ予選個人戦で全国を決めた時の報告の電話は今でも覚えていますface02


そんな彼女が昨日私に言ってくれた言葉です。

『ジュニア時代の3年間がなければ、高校でのテニス生活は頑張れなかったと思う』

甘いところも多かった選手でしたし、中学時代はなかなか結果も出せませんでしたが、テニスだけではなく一つのことを頑張り切ることの難しさ・大切さ、その先にある達成感を感じてくれたみたいです。

彼女はそれなりに勉強し、それなりに部活し、それなりに大学進学をする人生ではなく、一つのことだけをやり通すことで普通では得られない経験をすることができましたface02

もちろん卒業生の中にはプロになったり、インターハイで結果を残したり、国体の県代表として戦ったり、海外にテニス留学してる選手もいます。

しかしその陰で、テニスでは芽は出なかったけど、苦しいことに耐え、努力することを学びテニスとは違う分野で、テニスで培った信念で頑張ってる卒業生もたくさんいますface02


私達コーチ陣の仕事はもちろんテニスを教えることは大前提ですが、それと同じくらい子供達の成長の手助けをいろんな角度からしていかなければいけません!!


ほんとに小さなところから徐々にですが、大事なことはとにかく最後までやり続けることだと思っています。

楽しいことより、思うようにいかず苦しいことの連続のこれから先の長い人生で、今のうちから楽な方に逃げずやり切った先の楽しさ・喜び・成長のために、今日も元気に振り回しをしてきます(笑)face02  


Posted by 春日公園テニススクール at 16:10Comments(0)